【Ｙ子・「こんなときどうする？！」職場で効く・アサーティブコミュニケーションとは？５】

「対人ストレスを改善する！アサーティブコミュニケーションとは？５」

前回からみなさんにオススメしていいる
「職場で効くアサーティブコミュニケーション」の最終章です♪


【アサーティブとは】
自分のことをまず考えるけれど、同時に他者をも配慮。
対話をしている相手をしっかり視野にいれ、
落ち着いて話を聞いた上で受け入れ、自分の意見を述べられます。
周りの評価に頼らず生きられ、自分の行動や選択、
相手も自分も傷つけずに、言うべきことをきちんと伝えられます。


では今日は「こんなときどうする？！」
実際にあった職場のプチトラブルの返答例ご紹介していきます♪


『ケース１：予定がある日、上司から急用を頼まれた！』

今日は遠距離恋愛中の彼と久しぶりのディナー。
待ち合わせ時間に間に合うように、
段取りよく仕事を進めていたところ、帰り際、上司から
「悪いんだけど、明日クライアントに提出する資料を、
どうしても今日中に仕上げてほしいんだ」と依頼されました。
今日は、どうしても帰りたい！


１． （不満そうな顔で）え、今日中ですか？ どうしよう...。

２．.前もってわかっていたのなら、もっと早くいってくれればいいのに...。
私の都合も考えてくださいよ！

３．●●課長も急いでいるかと思いますが、
今日はどうしても外せない予定が入っています。
申し訳ございませんが、ほかの方にお願いしていただけますか？


☆アサーティブな回答は３☆
【解説】
ビジネスの場では、ときには「NO!」ということも大切。
どんな事情であれ、仕事を引き受けた以上は責任をもって、
その仕事をこなす必要があります。
期限に間に合わないのであれば、現状を伝えて状況に応じては断る必要もでてきます。

相手の気持ちを受け止めた上で、自分の気持ちを素直に伝えて。
その後、「ほかの人ではダメか？」「1時間だけ残る」「翌朝早くでもよいか」
具体的な要求を複数提案し、選択肢を広げましょう。



『ケース２：話し好きな先輩との、職場コミュニケーション』

仕事中に、隣の席で独り言をつぶやいたり、やたらと声をかけてくる先輩。
困ったときには頼りになるし、敵にすると怖い...。
自分のペースで話しかけてくるので、仕事に集中できず困っちゃう。
今日も、またいつもの話が始まった！

（返答例）
１．ええ、そうですね...。（と、ほかの仕事をしながら、適当にあいづちをうつ）

２．今、私忙しいんです。もうちょっとこちらの空気も読んでください！

３．ごめんなさい。今、私仕事で頭がいっぱいで手が離せないんです。
もう少しで落ち着くので、あと5分くらい待っていただけませんか？


☆アサーティブな回答は３☆
【解説】
きっぱりと断れず、聞いているようで、聞いていないというようないい加減な対応は、
相手を大切にしていないも同然。また、突然攻撃的になると、相手に反発をされます。
今の状況をきちんと伝えた上で、向かい合う時間がいつ取れるのかを具体的に提案して。



『ケース３：仲良し女性グループとの、プライベート上のつきあい』

ランチタイムはもちろん、
仕事帰りのショッピングや食事会などいつも一緒の4人グループ。
毎日顔を合わせていると、会社のウワサ話が中心になって、
たまに息がつまりそう。今回も、ディナーの誘いが。
友人関係を壊さないで上手に頻度を減らしたいのだけれど...。

（返答例）
１．うん、いいよ、みんなも行くのなら。どこかおすすめはある？

２．悪いけれど、私、集団行動が好きじゃないの。みんなで行ってきたら？

３．ごめんなさい。今ちょっとダイエット中だし、
来週は早めに帰って家でやりたいことがあるの。今回は、遠慮させてもらうね。


☆アサーティブな回答は３☆
【解説】
まずは、自分を主語にして断りたい内容をはっきり伝えることが大切。
どうしても、その場で断りにくい雰囲気になったら、
「予定がまだ定まらないので、ちょっと考えさせて」などと即答を避け、
断る理由を明確にできるまで保留しましょう。
相手を否定するような発言は避けて、
あくまでその誘いについて断るという姿勢が大切です。



『ケース４：下手に注意すると、反発される後輩に』
頼んだ仕事を期日までに守らなかったり、仕事のミスも多く、
フォローが大変な後輩。下手に注意をすると、反発され不機嫌に。
周囲に私の悪口を言いふらしているみたいで上手に指摘できないのですが...。


（返答例）
１．. ...。（何も言わず、その場では笑顔でフォロー。あとで周りに陰口を言う）

２．また？ なんでそんなにミスするのかな？ もう少し責任をもって仕事してね。

３．先日頼んだ●●について、しばらく前からあなたの仕事ぶりが気になっているの。
私からももっと早く声をかければよかったのだけれど、
期日になって依頼内容ができていないと、こちらにも影響がでて、私が困るのよ。
まだ慣れない仕事ばかりで大変なのはわかるけれど、
わからないことがあるならその都度相談してもらえると助かるわ。


☆アサーティブな回答は３☆
【解説】
言う場所やタイミングなど相手の自尊心を傷つける伝え方は避けることが基本。
ポイントを絞り、具体的な例を挙げましょう。
それから、自分に非があるならそれも認めた上で、
そのミスの影響を率直に相手に伝えて。
ただしかるだけでなく、今後の改善法の提案も必要。
相手の気持ちの受け止めをすることで、話を聞いてもらう体勢を作りましょう。




職場やプライベート上で、
「もっと自分を素直に表現できたらいいのに...」
ともどかしい思いにかられた経験はないですか？

対人ストレスを軽減し、周囲と良好な人間関係を築くために役立つのが、
「アサーティブ・コミュニケーション」。

ぜひ自分の言いたいこと我慢して、逆に爆発してまったり、
ストレスフルになる前にお試しくださいね♪

このコミュニケーション法は家庭や恋愛でも効きマスよ♪


では次回のハッピーエッセイも
お楽しみに♪☆★☆


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