【スタッフY子・『自分の本当の気持ちを知る、相手の心を開く』】

このメルマガを携帯から全文見れない方は下記URLからご覧になれます。
↓


今回のテーマは『自分の本当の気持ちを知る、相手の心を開く』
というテーマについてお話します(*´∀`*)ノ。+゜*。


あなたは「自分の本当の気持ちがわからない」と思ったことはないですか？
あるいは、「誰かの心を開きたい」と願ったことはありますか？
もしそうなら、このエピソードは大きなヒントになるかもしれません。

とある女性からのお悩みです。

「Y子ちゃん、彼氏が他の女性と遊びに行ったり、
遅くまで飲みにいって全然帰ってこないの」

こう言って落ち込んでいたのは、友達のKさん（３０代、女性）。


Kさんは、彼と一緒に住んでいたのですが、
彼氏がいつも遅くまで飲みに行ってなかなか帰ってこないようなのです。
浮気をしているかどうかはわからないのですが、
家事も全然協力してくれず、
彼女（Kさん）に全部任せきりのようなのでした。


Kさんは彼氏にこう言ったそうです。


「なんで毎日遅くまで飲んでいるの？！私のこと愛していないんでしょう？！」
「家事だって手伝ってよ！ひどいじゃない！」
「明日も仕事なのにダメじゃない！」

さらにKさんは彼氏に謝らせようとしましたが、
彼氏は逆切れして、一時的に家を出ていってしまったようなのです。


その顛末をY子に相談してくれました。

「こういう場面では、彼氏にどう接すれば良いのかな？」


私はどうすればよいか、すぐにわかりました。

しかし、ちょっとKさんにも考えてもらおうと、
次のようなやり取りをしました。


Y子「Kさんはその時、彼氏に何を伝えたかったの？」
Kさん「とても寂しくて悲しかったので、謝って欲しかった」
Y子「寂しくて心が痛かった。だから謝って欲しかった」
Kさん「そう。」
Y子「だったら、そう伝えれば良かったじゃない」
Kさん「？？？？？」


Kさんは、私が何を言っているのか、よくわからない様子でした。
そこで、私は続けました。


Y子「その時、Kさんは何て言ったんだったっけ？」
Kさん「ええと、『毎日遅くまで飲んで最低！！家事も何もしないで！謝ってよ』って」
Y子「でも、Kさんは『寂しくて悲しかった』んでしょ？『謝って欲しい』くらいに・・・」

Kさんはは少し、ピンと来たようでした。
私は少し間を置いてから、こう続けました。


Y子「だったら『私はすごく心が痛くて寂しいんだよ』って言えばいいんじゃない。」
Kさん「・・・・そうだね。そう言えば良かった」


私はさらに、このケースの一番大事なポイントを続けました。


・・・・・・・・・・・・・・


1週間後、Kさんが再び私のもとに来ました。

「Y子ちゃん、また彼氏は飲みにいって全然帰ってこないから、
私、こう言ったの」

Kさん「毎日すごい寂しいし、心がすごく痛かった。
なんか私、ここままじゃ悲しい気持ちになるよって・・・」
Y子「自分のその時の気持ちをそのまま伝えたんだね」
Kさん「はい。そうしたら彼氏が『あ・・ごめんね』って言ったんです！」
Y子「そう。それ、どういうことか、もうわかるよね」
Kさん「はい。なんか驚いたよ。彼氏が謝るなんて初めてなんで・・・・」



私たちはふだん、自分の気持ちをそのまま伝えた方が良い時でも
意外に「へ理屈」や「良い悪い」「お説教」という形にすり替えて、
伝えています。


それは、その話の主語が「あなた（You）」になっているからです。
自分の気持ちを伝えるには主語を「わたし（I）」にしてみましょう。


「毎日遅くまで飲んで！ダメでしょ！」の主語は「あなた」つまり彼氏。
この場合、彼氏がダメだと、批判をしているのと同じで、
あなたの気持ちを伝えてはいません。

これでは、彼氏は自分を否定されたとしか受け取れず、
心を閉ざしてひたすら反発してくるわけです。


「心が痛い、悲しくなる」の主語は？
そう、わたし（Kさん）ですよね。
これはKさんのその時の気持ちが伝わります。

ありのままの気持ちを率直に投げかけられた彼氏は、
「思わず」自分の"非"を"自ら"認め、謝りました。


相手の素直な気持ちを引き出したい。
お互い率直に話をしたい。

そんな時は、先ず自分が素直に心を開くこともポイントです。

「相手の心を開くのを待つ」時が大事な時もありますが、
「まず自分が開くことで相手の心も開く」時もあります。


相手のパーソナリティーや相手との関係性、
その時の場面や状況によって、
どちらが適切か考えてみるといいでしょう。


しかし本当に酒乱だったり、
DVな彼氏とは距離を置いてはなれることをオススメします。。
これについてはまたお話しますね。